SANKYO SHOKAI 三協商会 高耐久STKネット
特徴
耐腐食性・耐酸性
高耐久STKネットは東レが開発したポリエステルモノフィラメントを使用しています。
耐久性に優れた特殊なポリエステルモノフィラメントを使用し、結接部に特殊な構造を用いたプラスチック製の亀甲網です。
プラスチックですので、当然錆びませんから長期耐久性があります。
海水や融雪剤による塩害、酸性土壌、火山ガスにも錆びや腐食の心配がありませんので、海岸沿いの道路の落石防護ネット、火山地域のフェンス等にも採用されています。
耐候性・耐久性
高耐久STKネットは紫外線に強く、屋外暴露状態で約30年経過しても引張強度・外観ともに、ほとんど劣化がみられない実績を持っています。
※STKネットの素材は、製造直後には分子の結びつきが不安定で、2~3年かけて安定する性質があり、その間は強度が増します。 このことから、経年経過による急激な強度低下はなく、耐久年数は60年以上と想定されます。
線強度の比較 | 高耐久STKネット (素線3.0mm) | 従来の鋼製金網 (素線3.2mm) |
線交差点 強度(N) | 860 | 1,150 |
1mあたりの 線交差点数 | 20.0 | 14.8 |
張力 (kN/m) | 17.2 | 17.0 |
耐破網性
高耐久STKネットは、一般的な菱形の鋼製金網とは違い、亀甲型で連結部分を2回捻りで編んでいることから、一部分が破れても、連続破網が発生しません。
万一破れても、破れた場所に同じSTKネットの「当て網」を取り付けることにより、簡単に補修することが可能です。
軽量性
高耐久STKネットは、従来品の鋼製金網に比べ1/5(590g/㎡)と軽量です。
急傾斜地・高所での作業時間短縮はもとより、重機の使用できない現場など、人力での施工に適した製品です。
経済性
海岸沿いや火山地帯での通常の金網の耐久年数は、約5~12年ですが、高耐久STKネットの耐久年数は素材の特性から60年以上もあります。
長期的なコスト縮減(ランニングコスト)国の施策『公共事業コスト縮減対策』にも非常に適しています。
景観性
高耐久STKネットは、透過性に優れています。
内側法面が離れたところからでもよく見えるので、現場パトロールが安全です。また、光を反射しないので景観を損ないません。
リサイクル性
高耐久STKネットは環境化学製品です。
使用後は、再生プラスチック材として再利用が可能です。
公共性
国土交通省によって運営されるNETISに登録されており、さまざまな公共事業で使用されています。
NETIS登録No. QS-030075-A
NETIS(New Technology Information System)とは・・・
国土交通省の「新技術情報提供システム」のことで、建設工事におけるさまざまな課題(安全対策、コスト縮減、品質確保など)を改善する、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的としたシステムです。
製品規格
大目合(標準寸法)
小目合(標準寸法)
規格 | 大 目 合 φ3.0×50×71 | 小 目 合 φ2.5×40×43 |
製品規格(有効)幅(m) | 2.0 | 1.6 |
製品規格(有効)長さ(m) | 50.0 | 62.5 |
重量(g/㎡) | 590 | 570 |
製品用途例 | 落石防護工 | 緩勾配の小径の落石止め |
用途
- 落石防護柵
- ロックネット
- ふとんかご
- 鳥獣侵入防止フェンス
- 落下防止用フェンス
- ガーデニング・緑化ネット